当館では無断複写はお断りします。でもコメントはください。コメントが無いと寂しいんで。
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いやぁ、ながらく振り(?)です。
日々病んでます。絶好調です。
で、今回ヒーローもんの“プロローグ”と“エピローグ”ってことで書きました。
実際は、それっぽいだけでそのものではありません。あしからず。
二作いっしょに投稿します。
わかりやすいようにはします。(予定)
日々病んでます。絶好調です。
で、今回ヒーローもんの“プロローグ”と“エピローグ”ってことで書きました。
実際は、それっぽいだけでそのものではありません。あしからず。
二作いっしょに投稿します。
わかりやすいようにはします。(予定)
プロローグもどき
なんとなく嫌気が差していた。
なにが、ということはなく、
なにに、ということもない。
だれが、ということはなく、
だれに、ということもない。
どうして、ということがわからず、
どうしたら、というのもわからない。
なんとなく嫌気が差していた……
●
「今日から君はヒーローだ」
肩をたたかれるや否や、かけられた言葉はそれだった。
僕の目の前に、見るからに胡散臭い人が二人、突っ立っている。
「…あ、僕レポートとかもあって忙しいんで。失礼します」
「ま、待てっ! まだ話が……」
いかにも気弱そうな方がそう言った。そして、それを待っていたかのように、もう一人の、さっきからニヤニヤしてる方が口を開いた。
「ぁあどろっこしいなぁ。ま、こいつの話待ってたら日が暮れるんで言っちまうけど、要するにお前さんは、そのレポートもそっちのけで、人助けしなきゃならねぇ、ってことさ」
「ふーん……って、えぇーっ! それじゃ、単位は? 進級は? 卒業は?」
「さぁな」
「さ、さぁな、って。こう見えても僕、真面目に学業に励んできたんですよ?」
「あれさ。サ○エさんとか、コ○ン君みたいにいつまでも年をとらないから。…ま、なんとかなるだろ。俺にゃ関係ねぇけど」
「えー、僕には結構大事なことなのに」
「まぁともかく、これはどーしよーもねぇことなんだよ」
あんた学費がいくらかかるかわかってんの? という母の声や、レポートも済ましたよね? という、先生の嫌味な笑顔が頭によぎる中、ニヤニヤ笑う方が、「ほれ、その時だ」とか何とか言った。
もう片方の気弱な方が、頭を抱えて「ああ、もう見たくない」とか、僕をびびらせるようなことを言ったとき
「いやぁ~。やめてぇ~。助けてヒーローっ」
「はーはっはっはー。私は悪の総帥だ。悔しかったら、私と戦うのだぁ」
何も悔しくないし、その、説明的な、語るに落ちるお前は何者だと思った。
もっと突っ込みどころはあったが、実際的に、その〝悪の総帥〟なる相手に突っ込んでいく必要があるような気がした。
理由はない。
こいつを倒したところで、元の生活に戻れる確証もない。
その後どんな運命が待ち受けるかなんて、当然考える余裕がない。
でも、それでいい。
何かすがるものができたのだから。
生きがい、というものかもしれない。
これから始まるのだ。
〝ヒーロー〟としての一ページが。
《もう二度と書けません、こんなぶっ飛んだ話》
えんど
エピローグ
西日がまぶしい時間帯。なぜか廃墟にいる。
いや、理由はわかっている。もうそれはいやっていうほど、痛いほど。
というのも、敵を追いかけていったはいいが、それが敵の作戦と気付かずに深追いしすぎたのだ。
で、敵に囲まれて、ヒジョーに危険な状態にある。
「貴様はちぃーとばかし知りすぎたようだ」
いかにも悪役というようなセリフを吐く男。なぜか高笑いまで始めた。
「貴様にはここで死んでもらう」
奇声を上げて手下どもが襲い掛かって……は来なかったが、じわじわと近寄ってきて隙あらば、という様子でいる。
ここに来るまでに、ただでさえ何人もの敵をなぎ倒し、なおかつ結構長い距離を走って追いかけてきたのである。
つい最近まで、ごく普通の学生をしてた自分に、こんなことをさせるのはあまりに設定が無茶である。
ひとまず、今の自分に十分な抵抗力はない。つまり、降参である。立場が逆な気もするが、そんなことを言われたって知ったこっちゃない。あんなことの後の何十人VS俺である。白旗振って白いタオルを投げ込みたい気分だ。
と、そこに一人の女性が飛び込んできた。
長い茶髪の髪をたなびかせながら、野郎どもを蹴り倒している。赤を基調としたスーツが素敵だ。
僕が鼻の下を伸ばしている間に、彼女は、さっき「ここで死んでもらう」なんて物騒なことを言っていた男まで仕留めていた。
「いやぁ、助かったよ。僕、一応ヒーローやってるんだけど、まだ成り立てで。頼りなく見えるだろうけど、本当に助かったよ。……で、君は、僕の味方ということでいいのかな?」
彼女は、左右複雑な表情にして答えた。
「いっぺんにいろいろ訊かれても困るんだが、まず、確かにお前は頼りない。ヒーローとか言ってる時点で色々と相当アウトだ。次に、〝俺が敵か味方か〟と言う質問だが―」
自分のことを俺と呼んだ、タイガー・アイのような目の彼女は、そこまで言うといったん言葉を切り、質問し返してきた。
「前から誰かに聞きたかったんだが、〝敵か味方か〟なんて、そんなに大事なことなのか? 所詮そんなもの、その場限りのチーム分け程度でしかないだろ? そもそも敵だの味方だのという概念は、判断力を鈍らせ、リスクを高めてしまう。はっきし言って命取り以外の何物でもない。戦場では、一人のほうがよっぽど安全なのさ」
やっぱりかっこいい……ではなかった。そうじゃなくて、――いや、そうなのか? ともかく、自分に比べてずいぶん大きく立派な英雄は、そう言うと、ひらひらと背中で手を振って、どこかへ立ち去っていった。
「かっこいい……」
改めて声に出して言いながら、恍惚に浸っていたが、そのうち自分の中で、蘇るというか気付くというか、そんな感情がわきあがっていた。
「? 待てよ。要するに僕は話の頭から終いまで、『頼んないヘッポコヒーロー』のまんまってことか?」
今更感が漂う中、僕は黄昏時の空に遠吠えしたのだった。
《あんまり続けていたら可哀想な人になるので続けません》
閉幕
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Comment
おぉ~
結構作品として、今後展開できそうな作品ですね。
印象としては、まだ固まりでちゃんと整然としていない印象です。
要点をしっかりとまとめ、しっかりとした文章として書けば、もっと作品として立派な物となります。
ついでに、恥ずかしいエピローグと、一人称目線でかかれてますが、せめて三人称エピローグとして(ゴッドアイ/一人称があくまで第三者として、その状況を見てるも可)で書き直せば、そんな印象も無くなるのではないでしょうか。
印象としては、まだ固まりでちゃんと整然としていない印象です。
要点をしっかりとまとめ、しっかりとした文章として書けば、もっと作品として立派な物となります。
ついでに、恥ずかしいエピローグと、一人称目線でかかれてますが、せめて三人称エピローグとして(ゴッドアイ/一人称があくまで第三者として、その状況を見てるも可)で書き直せば、そんな印象も無くなるのではないでしょうか。
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プロフィール
HN:
徒然なる館長
年齢:
39
性別:
男性
誕生日:
1986/05/09
職業:
大喜利見習い
趣味:
たましい大放出をやめないこと
自己紹介:
京都府民。よく「京都人」と言われるが、あれは「京都市(の一定区域内)に何世代も住んでいる京都市民」という意味であって、私がどこに住んでいようが「京都人」と呼ばれる日は無い。残念。
最近は、もはやマンガ読みな人になって、小説やら新書やらが読めてない。ぐわー。だから、このブログが消される危機に曝されたり結構愉快なことになってた今日この頃。もうちっと、ここで頑張らせていただきたかったり、いなかったり。(え
最近は、もはやマンガ読みな人になって、小説やら新書やらが読めてない。ぐわー。だから、このブログが消される危機に曝されたり結構愉快なことになってた今日この頃。もうちっと、ここで頑張らせていただきたかったり、いなかったり。(え
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