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まず、この本は、ただ単に日本万歳三唱の本ではないということと、著者のみの称賛で構成されていない、より客観性の高いものであることを断っておこうと思う。

今の日本で、日本の歴史を、自国の歴史を好意的にみている人がいくらいるだろう。特に明治以降の日本史を好意的に見る人がいるだろうか。

「日本は諸外国に迷惑をかけた」
「日本人はひどいことをした」
「日本は西洋に比べ劣っていた」

ただでさえ、謙虚であることを良しとする国民が、以上のような捉え方をするのはある意味自然かもしれない。最近、自国の文化の素晴らしさを再認識することが増えてきたものの、やはり歴史に関してはいまだ、いわゆる「自虐史観」である。
この本は、日本人以外の国の人間が日本について述べた文章を中心に、もっと自信を持つべきこと、改善すべきことをのべている。
この本は、東日本大震災を受けて出された本だそうだが、その際見せた日本人の態度と、2000年前の日本人の様子、それについて述べられた本を通して、日本人の変わらぬ精神性を指摘している。
なるほど、確かに時代によって変えていくべき部分もあるが、変えずに残していくべき点もあり、今矛盾として違和感として感じているものがそれである、ということそれらがすべてここに書かれている。
傲慢に偉そうにすべき、と言っているのでなく、謙虚かつ誇り高く自信を持って、生きていくべき、それが日本人にはできる、そう書いてある。
まだ、もっと知るべき、勉強すべきことはたくさんあるが、どう見られているかということを知る手段の一つとして読むのには悪くない本だ。
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プロフィール
HN:
徒然なる館長
年齢:
39
性別:
男性
誕生日:
1986/05/09
職業:
大喜利見習い
趣味:
たましい大放出をやめないこと
自己紹介:
京都府民。よく「京都人」と言われるが、あれは「京都市(の一定区域内)に何世代も住んでいる京都市民」という意味であって、私がどこに住んでいようが「京都人」と呼ばれる日は無い。残念。
最近は、もはやマンガ読みな人になって、小説やら新書やらが読めてない。ぐわー。だから、このブログが消される危機に曝されたり結構愉快なことになってた今日この頃。もうちっと、ここで頑張らせていただきたかったり、いなかったり。(え
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