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最近ニュースを見てると、頭がこんがらがってくる。

「原発は問題ない!」「いや、危険だからすぐ止めろ!」
「TPPの会議に参加すべき! そうじゃないと交渉もできない!」「いや、会議に参加した時点でアウト!」

まあ、たいていこのニュースくらいなわけで。それに対して、どれだけの情報を自分が持っているかというと、まず、その時点で情弱必至。その少ない情報で、これらの意見を聞いて判断するのは、「本当は」難しいはず。

でも、結構、その難しいはずのことをしてしまっている。それも、理由は、

「周りの人がみんなそう言ってるから」とか
「なんとなくきっとこれのほうがいい」

みたいな理由になる。だから日本人は論理的思考ができない、と言われてしまう。

しかし、この本でも書かれているが、技術大国として高度経済成長を築いた日本。少なくとも理数ができてないと、なしえない。つまりちゃんと訓練すれば論理的思考は可能だ、という。その手段が書かれているのが本書だ。

内容は決して初見のものばかりではない。演繹だの帰納だのといった倫理の教科書にあったようなことが書かれている。
また、スタイルが、数学教師と中三の少年の会話のやり取りという形をとっており、数学の教師ならではの数学でのたとえが、使われたりと、思っていたよりもすんなり読めた。

小難しい言葉づかいも出てくるが、物事をよく噛み砕いて分析し、全体像を捉えやすくする、ということがよくわかった。

何かと、大事なこと程うやむやのまま流されがちなこの頃、もやもやした気分を整理する意味でも読んでみたい一冊。
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プロフィール
HN:
徒然なる館長
年齢:
39
性別:
男性
誕生日:
1986/05/09
職業:
大喜利見習い
趣味:
たましい大放出をやめないこと
自己紹介:
京都府民。よく「京都人」と言われるが、あれは「京都市(の一定区域内)に何世代も住んでいる京都市民」という意味であって、私がどこに住んでいようが「京都人」と呼ばれる日は無い。残念。
最近は、もはやマンガ読みな人になって、小説やら新書やらが読めてない。ぐわー。だから、このブログが消される危機に曝されたり結構愉快なことになってた今日この頃。もうちっと、ここで頑張らせていただきたかったり、いなかったり。(え
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